皆さん6人の盲人と象の話ってご存じでしょうか?
群盲象を評すとも言われる寓話です。
自分で確認したものだけがすべてだと錯覚してしまうことは誰しもありますよね。
ものごとの一部だけを切り取って確証バイアスがかかってしまい、木を見て森を見ず状態になることは避けましょう。
教訓は物事の本質を見るときは全体を見なければならないということです。
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6人の盲人と象の話
ある日、6人の盲人が象を触ってその正体を突きとめようとしました。
1人目の盲人は象の鼻に触って
2人目の盲人は象の耳に触って
3人目の盲人は象の足に触って
4人目の盲人は象の胴体に触り
5人目は象のしっぽに触り
6人目の盲人は象の牙に触って
それから6人の盲人たちは長いこと大声で言い争い、それぞれが自分の意見を譲りませんでしたという寓話です。
自分が正しいと思っていることは必ずしも正しいとは限らない
6人の盲人達が言っていることは感想であって事実ではない。



なんてこともあり得る訳ですね。
自分が見たり、感じたりしたものでもそれがすべてではなく全体の一部に過ぎないんです。
広く浅くでもいいので出来るだけ横断的な知識を得た上で専門的な知識をつけるようにしましょう。
学問にはすべて仮説があってそれを立証するために研究があって結論が出る
学問には全て仮説があって、それを立証するために研究があって結論がもたらされる。
結論を普遍化するのが科学である。
これは数学でも金融学でも歴史学でもなんでも一緒なんですね。
横に串刺す能力が求められるということです。
まとめ
6人の盲人それぞれが触ったり、匂いを嗅いだりして感じたことは事実ではあるけれどもそれは真実ではなく一部を切り取っただけに過ぎないということでした。
自分が見たり聞いたりしたことがないところに真実があるんだと気づくことができるかどうかがとても大切です。
自分と同じ意見の人の情報だけでなく、時には自分と正反対のことを言っている人のの情報を取ってみて、その人がなぜそういう意見をするに至ったのかを分析することもよいと思います。
物事の本質を見るときはミクロよりマクロ、全体を俯瞰できる視点が重要だということですね。